不動産の価値を決める要素として、「立地」が重要なのは言うまでもないでしょう。
不動産投資を成功させるには、顧客(借り主や買い手)のニーズがある立地の物件を選ぶことが必要です。
それでは、不動産投資でできるだけよい立地の物件を選ぶなら、どのエリアがいいのでしょうか。
不動産投資をするなら、やっぱり駅近くの物件が有利?
よい立地条件と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、「駅から近いこと」ではないでしょうか。
確かに、物件は駅の近くであればあるほど理想的だと言えますが、その分、物件価格も上昇します。
「駅近であること」を絶対条件にするのなら、はたしてその物件の価格が地域の相場に見合うのか、もう少し離れていても魅力的な物件はないか、冷静に判断するべきでしょう。
また、郊外であれば基本的に車による移動が前提となるため、「駐車場があるかどうか」が重要視されることもあります。
実際に暮らす人の生活スタイルを想像したうえで、どのような条件の物件なら入居者のニーズを満たせるのかを考えなくてはなりません。
不動産投資用マンション、探すなら都心部や三大都市圏がおすすめ
不動産投資の初心者におすすめしたいのは、やはり入居者が集まりやすい三大都市圏や、都心部にアクセスしやすいエリアで物件を探すことです。
「初心者がいきなり都心のマンションを買うなんて、ハードルが高いのでは……」と思う方もいるかもしれませんが、初心者にとって、立地の魅力だけに頼らない物件を見定めるのは至難の業でしょう。
最初から“大穴”を狙おうとすると、必然的に失敗のリスクも高まります。
まずは安定的な入居者ニーズのある三大都市圏から始めて、そこで培ったノウハウや信用を活かし、マンション投資の幅を広げていくべきでしょう。
地元の金融機関を、不動産投資の融資の強い味方に
不動産を購入する際、キャッシュで一括払いを選択する人は少なく、銀行などの金融機関から借り入れるケースが大多数です。
借り入れ先を探すとき、全国に支店を展開する都市銀行(メガバンク)や政府系金融機関、地方銀行のほか、地元の信用金庫なども候補になるでしょう。
地元の信用金庫は融資審査のハードルがメガバンクなどに比べると低い一方で、地元密着という特性から、その地域内での融資に限られている場合もあります。
地元の金融機関を利用するのなら、比較的になじみのある地域にある物件から始めて、徐々に信用力をつけていくというのもよいかもしれません。
まとめ
不動産投資で継続的に収益を得るためには、値下がりリスクの少ない物件を見定めることが大切です。
「常に買い手や借り手が見つかる物件=市場価値が高い物件」ということになるものの、市場価値を決めるうえで「立地」が重要な要素であることは間違いありません。
まずは、人気の高い都心部や首都圏で、条件に合う物件を探してみてはいかがでしょうか。